加味 コラム
2012年12月26日
2012年12月26日
12月初旬に国際展示…
12月初旬に国際展示会の出展のためシンガポールに行ってきました。
市内のいたる所でビル建設が進められ、街は活気に溢れていました。
ほぼ淡路島程度の限られた国土を有効活用して永続的にシンガポールが発展するためには、土地の利用計画が極めて重要だと位置づけられています。
ちょうど展示会場に近接する巨大屋内植物園が今年オープンしたとのことで、空き時間を利用して視察してきました。
屋内植物園と聞いて日本人が連想するのは、温室植物園のような熱帯植物を観賞する場といったイメージを持ちがちですが、さすがは赤道直下の国です。
30度近い外気の中、空調管理された園内の気温は20~22度。
快適!まさに避暑スポットです。
南国を代表するヤシなどの熱帯植物もありましたが、地中海の花畑をイメージして色とりどりの草花が咲き乱れるゾーンが大半を占め、さながら植物のテーマパークといった演出がなされていました。
展示会場に隣接するエリアであれば、経済的な観点でみると重要な地域であるにもかかわらず、大胆にも巨大植物園を配置する点には驚かされます。
もはや一人当たりのGDPで日本を抜いてアジアトップのシンガポール。
その計画的で大胆な戦略には、学ぶべき事項が山積していると感じました。