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スタッフコラム

講師 森コラム
2018年01月01日

Web業界で、気になるアレコレ /Vol.79  「 Webは、普通の子に戻っています 」

あけまして、おめでとうございます。iMedioセミナー講師の森和恵です。

始まりましたね、2018年! みなさまは、お正月いかがお過ごしでしたか?

この記事を書いている今は、まだ2017年の年末なのですが、
わたしは、新しく始まるアレコレの準備をして新年を迎えていることでしょう。
その様子は、Twitterをのぞいてみてください。
https://twitter.com/r360studio

そして、担当講座は、下記URLにて募集中。2月までの講座を受け付けています。
数えてみると、残るは10講座となりました。お席のあるうちにぜひ。
http://r360studio.com/seminar/

さて。今回タイトルの「 Webは、普通の子に戻っています 」ってどういうこと?をお話していきます。

「私、普通の女の子に戻ります!」と、
ステージにそっとマイクを置いて引退したのはキャンディーズでした。

Webが普通の子に戻るというのは、どういうことでしょう?

実は、もう1年以上も前のニュースですが、アメリカの大手通信社 AP通信が、自社の「APスタイルブック」で、こんな発表をしました。

https://twitter.com/APStylebook/status/716384777406922753

「Internet」と「Web」の表記を「internet」と「web」にするという記事です。頭文字が大文字から小文字への変更でした。

これは、固有名詞から普通名詞に扱いが変わったと言うことを指しています。これらが生まれたときは、新しい言葉だったので固有名詞の扱いをしていたのですが、すでに一般化している言葉と判断し、普通名詞とすることとしたようです。

AP通信の最新ニュースを調べたところ、たしかに小文字表記になっているようですね。(この発表以前の記事は固有名詞の表記でしたが、その後は普通名詞となっています。)

「APスタイルブック」は、英語で記事を書くライターの方々の指標になっているので、おそらく他の媒体でもこのルールが普及しているのではと思います。

では、日本はどうかしら?と調べてみました。

日本では、共同通信社が「記者ハンドブック」という指標となる本を発行しています。
手元になかったので、共同通信社のウェブサイトを調べてみたところ、「著作権とリンク」のページでは、カタカナ表記で「ウェブサイト」と記載されていました。

http://www.kyodonews.jp/contents/copyright.html

実はわたしも、AP通信の発表以降、いろんな方の意見を見て、新しく使う媒体から「ウエブ」を使うようにしています。(このコラムのタイトルは、変えられないので、そのままにしてあります。)

理由はいろいろありますが、表記が正しいかどうかというよりも、読みやすさ、字面にした時のレイアウトのしやすさを取った形です。「webサイト」と書くより「ウェブサイト」とすべてカタカナの方が文字が読みやすいですよね。

……ということで、固有名詞だった「Web」が、単なる普通名詞の「ウェブ」となったお話でした。

ウェブ業界の人が集まると「どれが正しい/正しくない」という話になることもありますが、個人的には、相手に正しく伝わればかまわないと思うので、みなさんがどれを使うのか?は、心の中で決めて頂ければよいなと思います。

さてさて。前回もお伝えしていた【3月16日】iMedioにて「ウェブ制作講座のご愛顧ありがとう!感謝イベント(仮)」を開催します。

最近のウェブ制作の現場の動向や、これからこうなっていくはず!という未来のお話などをします。

特別なものだった「ウェブ」が、広く一般に浸透し、また、ウェブサイトを作る手段も多様化されてきた中で、わたしたちが何を知ればいいのか?

ウェブサイトをどう活用していくのが良いのか?みたいな、踏み込んだお話ができたらなと思っています。

年明け少ししたら、発表しますね。ではまた、次回お会いしましょう。
r360studio 森 和恵 (^^)

【Twitterにて情報配信中】https://twitter.com/r360studio
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