2016年10月05日
レスポンシブWebデザイン、最近の話題について
こんにちは! iMedioセミナー講師の森 和恵です。
10月に入り、秋本番となりました。
今年はいろいろと新しい話題が多くて“勉強の秋”になってます。
さて。今回は、<レスポンシブWebデザイン>についてです。
Googleさんのモバイルフレンドリー対策などもあり、
Web制作の技として王道になってきましたね。
「レスポンシブWebデザイン」とは、マルチデバイス※に対して
適切なレイアウトでWebページを表示することです。
※“マルチデバイス”とは、パソコン・タブレット・スマホなど、
ウェブを見るのに用いる機器(デバイス)が、多数ある(マルチ)こと
あなたの好きなサイトをパソコンで見ている時に、ウインドウの幅を
細くしてみてください。画面の右端が切れてしまったサイトはNG。
切れずにレイアウトが変化し、細いサイズになっても見やすいままならOKです。
そう。細いサイズ=スマホで閲覧するサイズです。画面サイズを問わずに
常に見やすい状態を保っているサイトが、「レスポンシブWebデザイン」の
技法を使っているのです。
話が長くなってしまいましたが、「レスポンシブWebデザイン」の技法にも、
変化がでています。講座を担当しているので、そういった情報は細かく
ウオッチしています。
最近気になった話題を3つ紹介しますね。
【1】画像形式“SVG”が、レスポンシブに便利らしい。
Illustratorと同じくベクターデータである“SVG”画像は、拡大しても
劣化しません。縮小してもつぶれにくいデータです。レスポンシブしたい時には
うってつけですね。
ブラウザーの対応状況がよくなってきたことを受けて、ロゴやアイコンなど
図版にSVGを用いるケースが増えてきました。
【2】youtubeなど、レスポンシブ対応が面倒だったパーツに“Reframe.js”。
Reframe.js( https://dollarshaveclub.github.io/reframe.js/ )という、
便利なスクリプトが登場したようです。
使い方は簡単。reframeのJSファイルとCSSファイルを読み込み、
レスポンシブさせたい要素につけたidやclass名を指定するだけです。
【3】<img>要素に“srcset”属性が加わるらしい。
次にくる HTML5.2 では、<img>要素に“srcset”属性が加わろうとしています。
( http://w3c.github.io/html/semantics-embedded-content.html#element-attrdef-img-srcset )
srcset属性を用いると、表示する画面の幅ごとに異なる画像が指定できます。
広い画面では大きな画像、狭い画面では小さい画像を指定し、読み込ませることで
適切な量のデータを送ることが可能になります。
ちなみに、Can I use( http://caniuse.com/#search=srcset )をみると、
IE以外はほぼサポート済みだそうですね。そろそろ、使っているサイトも
増えてくるころかもしれません。
ということで、担当講座のご紹介。レスポンシブWebサイトの作り方について
学んでみませんか?
“レスポンシブで始める、モバイルフレンドリーなマルチデバイス対応サイト制作”(10/21)
https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=21817
↑のリンクページでは、自分のサイトがモバイルフレンドリー対応かどうかを
チェックするGoogleさんへのリンクもあります。よかったら、試してみてください。
ではまた、次回お会いしましょう。
r360studio 森 和恵 (^^)
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