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スタッフコラム

明田 コラム
2014年07月23日

進化する購買行動

先日、空港業務でiBeaconとスマートウォッチを利用し
空港の旅客業務を先進化する実証実験が行われるニュース記事があり
興味深く読みました。

「羽田空港第1旅客ターミナルビルにおいて、各搭乗ゲートに設置された
ビーコン(Beacon)が発する信号を、搭乗ゲート担当のJALスタッフが持つスマート
フォンで受信することで、スタッフの所在・配置状況をコントローラーデスク担当者が
リアルタイムに把握できるようにする。これにより、顧客へのスピーディな対応と、
より効率的なスタッフ配置を目指す。」とのことです。(記事より引用)

ビーコンはBluetooth Low Energy(BLE)という機器間の短距離無線通信技術です。
スマートフォンやスマートウォッチ、スマートグラスなどとビーコン端末が通信し、
場所を特定したり、情報を送受信したりすることができます。
これらの技術が広まり、物販店、飲食店に活用されると消費者の購買行動も
大きく変化しそうです。

例えば街角のポスターに仕組まれたビーコンと通信し自分の持つスマートフォンに
クーポン券やおすすめ商品を受け取ったりできるでしょう。お店に着くとiwatchや
Googleグラスをかけた店員さんが予約した商品を案内してくれたりするかもしれません。

清算のときレジに行ってスマートフォンを機械にかざすだけで清算が終了し、
購入ポイントをスマートフォンに貯めることができるでしょう。さらに、
レジを通らずそのまま持って店舗内から持って出るだけで清算が終了することも
考えられています。

今まで、スマートフォンでインターネットを介してどこでも同じ情報が取得できたのが、
特定の場所に行かないと取得できなかったり、交通系カードのように機械に極めて
近接した距離で通信して支払をしたりすることができます。再び実店舗へ人を
呼び寄せるツールになるかもしれないと思います。
いままでのカードで膨れ上がった財布ともお別れですね。

(記事)iBeaconとスマートウォッチで空港旅客業務を先進化、JALとNRIが実証実験
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20140714_657751.html