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スタッフコラム

明田 コラム
2015年10月14日

知的財産

イメディオのインキュベーションに入居する企業の中には、
新たな製品を開発する企業がいくつか入居されています。

私は新たな製品を見せてもらう機会が時々あります。出来上がった製品を
見せていただくときは、なにか生まれてきた赤ちゃんを見るように、
ワクワクとさせられます。そして嬉しそうに紹介してくれる開発者の方から
製品を紹介してもらうとともに、こっそりと肝となる技術の秘密やアイデアを
教えていただくときがあります。

難しく私では理解できないこともありますが、なるほどと驚かされ感心してしまいます。
そして、ふと嬉しそうに開発した人の顔を見たとき達成感や喜びをその人から感じます。
同時に開発しカタチにするまで苦労したんだろうなーと察します。
だから聞いた内容について決して口外してはいけないと固く心に誓います。
知的財産は中小企業の武器のひとつだからです。

現在リバースエンジニアリングといわれるソフトウェアの解析や製品形状を
3DスキャナーでCADデータを生成し形状を真似ることが容易になってきています。
それだけに知的財産を特許出願するなどして守らなければなりません。一方、
製法やノウハウなどは特許出願せずに社内で秘密保持する場合もあるようです。
フライドチキンのスパイスレシピなどが、それに該当するものらしいです。

先日、特殊工具メーカーの株式会社エンジニアの高崎充弘さんにイメディオに
来ていただき、入居企業限定のセミナーで講演いただきました。高崎さんが提唱される
中小企業がヒット商品を生み出すためのノウハウ MPDPについてお話いただきました。

この4つMPDPはMがMarketing(潜在ニーズ)、PがPromotion(広報活動)、
DがDesign(デザイン)、PがPatent(知的戦略)で、これらがそろってヒット商品が
生まれるということを教えていただきました。

イメディオの入居企業からヒット商品を生み出され、企業のニュースとして発信して
いければと思います。きっとMPDPの4つのスパイスが効いていることでしょう。