2010年02月10日
海外ドラマ
こんにちは。イメディオインキュベーションマネージャーの明田です。
今回から不定期にコラムを担当させていただきます。
「24」「プリズンブレイク」等アメリカの海外テレビドラマブームにはまっておられる方も多いと思います。
私のお気に入りは「LOST」と「ディスパレートな妻たち」。
これらのシリーズは、NHKやケーブルテレビで放映され、レンタルビデオ店でもDVDが大きな棚にズラリと占領する人気作品です。
「LOST」は、モンスター、幽霊、タイムマシン、死人がよみがえるなど何でもありストーリーで、次から次へとミステリアスな事件が物語を盛り上げます。
一方「ディスパレートな妻たち」もアメリカの中産階級の住宅地域を舞台に次々と起こる事件がコミカルな味付けで展開していきます。
このふたつドラマに共通することは、多くの出演者と複雑に入り組んだストーリーが展開し、次にどうなるのという謎と疑問が視聴者をハラハラドキドキさせながら引っ張っていきます。
60年代のアメリカドラマの名作「逃亡者」と同様の手法だなー、と思っていたのですが、最近単に視聴率を上げるだけの難解なストーリー展開でないような気がしてきました。
インターネットでこれらのドラマの題名を検索すると多くのサイトでこの先どんな風に話が展開していくのか盛り上がっています。
難解なストーリー展開はすべてを見終わっても疑問を残し、そしてテレビを見ただけでは理解できなかった視聴者はDVDレンタルに走り、もっと見たい視聴者はDVDを購入してしまうというスパイラルに巻き込んでいこうとしているのではないでしょうか?
あらかじめネットの存在を意識し、二次的なDVD販売を見据えたドラマ作りだと思えてきました。そうだとしたら話題性を高め長期にわたり収入を得ようとするビジネス戦略はすごいと感心します。
そういえば、アメリカでは昼の帯ドラマのことをソープ・オペラ[SoapOpera]と言うそうです。
私は、ソープ・オペラの名前の由来は昼ドラがすぐに忘れ去られる泡の存在に似ているからか、と思っていました。調べてみたら、主婦向けに洗剤を販売したい石鹸会社が主婦向けのドラマに番組提供をしたことに由来するらしいですね。戦略があるんだ、なるほど。