ストレスを数値で見える化するアプリケーションを開発
株式会社プロジェクト・ルネサンス
代表取締役 玉置 典利氏
AIDORプログラムを通じて進めているビジネスは、どのようなものですか?
ストレスを数値で見える化するアプリケーションを開発
私はパーソナルコーチとして、17年間コーチングを行ってきました。その中で、多くの現代人が日常的にストレスに悩まされていることを実感しています。
そこで必要性を感じたのが、ストレスの見える化による「ストレス改善サポート」事業です。一般的にストレスは精神的・物理的・身体的・科学的・生物学的ストレスなど5つに分類され、人はストレスを感じることで「頭痛・発熱・疲労」の3大アラームを発生させます。
しかし、ストレスには体温や血圧のように手軽に数値で見える化できるアプリケーションがなく、それをIoTで実現できればと思い、このビジネスをスタートしました。
現在は様々な生体センサーを用いて、人の発汗量や呼吸数、体温、姿勢などのデータ測定と検証を行い、ウェアラブル機器を開発するために時間を使っています。
これらのデータをアルゴリズム解析することで、ストレスを数値で見える化できるアプリケーションを開発中です。これが完成すれば、ロケーションやシチュエーションによって受けるストレスの変化を知ることもできます。
将来的にはストレスが見える化されることで、効果的なストレス改善方法を提案・コンサルティングするビジネスへとつなげる狙いもあります。
AIDORに参加したきっかけと、参加当時のビジネスレベルを教えてください
メンター陣の顔ぶれに惹かれて受講を決意した
AIDORプログラムを知ったきっかけは、募集のWebサイトを見つけたことです。パーソナルコーチとして、メンタルヘルスを扱うことが増えてきた中で、人々がストレスとうまく付き合う方法、改善する方法を模索していました。
そんな時に、AIDORプログラムのWebサイトを見つけて、メンター陣の顔ぶれや肩書を見た時に、「この人たちの話が聞けるのであれば、アイデアが具体的な形になるのでは?」と思い、参加することを決めました。
参加した感想と、どのような部分がメリットだと感じていますか?
相手に合わせて伝えることの重要性を学べたのはメリット
参加した感想としては、費用対効果の大きなプログラムを受講できたと感じています。
メリットでは、やはり参加の動機だったメンター陣からの影響が大きかったですね。メンター陣は講師でもありますが、成長企業の経営者の方ばかりです。そのような方々に、自分たちのビジネスプランを聞いてもらい、しっかりとしたフィードバックをもらえることは、そうそうありません。
メンターからのアドバイスで特に印象に残っているのは、「話し手と聞き手の違いを理解して伝えることの重要性」です。例えば、一般的なビジネスコンテストでのピッチであれば、誰にでもわかりやすい内容や単語をチョイスしたり、投資関係のピッチであれば売上イメージを優先させたりするなど、状況に応じて、伝え方や伝える内容を変化させるテクニックを細かく教えてもらいました。
これは、今後のビジネスシーンでも役立つと思います。また、ワークショップや課題の提出、リーンキャンバスの作成などでも、高いレベルを要求されるので、私自身は「やり抜く力」というのもAIDORプログラムを通じて身につけることができたと感じています。