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2016年02月23日PC実習型セミナー

OculusRiftとUnityで始める手軽なVRアプリ開発

2月17日には、イメディオ・制作技術セミナーとして『OculusRiftとUnityで始める手軽なVRアプリ開発』を開催しました。このセミナーではOculusRiftと動作プログラムUnityを用いて、簡単なアプリ開発を行うというセミナーです。

今回のセミナーは、大学卒業後、ゲームなどの3DCGプログラム開発に携わり、現在は3Dプリンター利用拡大のため事業推進を行う森山弘樹氏が講師を担当。現在は、VRE Research 株式会社の代表取締役であり、バンタンゲームアカデミー講師でもあります。自身の自己紹介のあと、早速セミナーが始まりました。

OculusRift とUnityで始める手軽なVRアプリ開発

1)VR*に関する解説

まずはVRに関する説明がありました。
VRの歴史は意外に古く、VRに欠かせないヘッド・マウント・ディスプレイが発明されたのが1968年。実は1990年代にもアーケードゲーム機メーカーが3DCGゲームを発表し、VRがブレイクしかけたそうです。ただ、当時はコンピュータの処理能力が不足して3DCGアニメーション表示が遅く、任天堂が発売したVRゲーム機「バーチャルボーイ」の不人気が決定打となり、VRゲームは衰えていきました。
しかしながら、2012年にOculusRiftが誕生し、再びVRが注目を浴びることになります。OculusRiftは、液晶パネル解像度や画面更新速度、ポジショントラッカーの性能など、他の同種機器に比べて性能がずば抜けていました。これにより2012年はVR変革の年と位置づけられ、現在もVRの技術は発展し続けているとのこと。

*VR…Virtual Reality(バーチャルリアリティ)の略称。コンピュータグラフィックスや音響効果を組み合わせて、人工的に現実感を作り出す技術。仮想現実/人工現実

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2)OculusRiftを使ったVRプログラム作成演習

まずはUnityに関する説明からスタート。UnityはVRアプリ作成において世界中で利用されており、マルチプラットフォームであると同時にアセットも豊富なため、開発速度もかなり上がるとのこと。Unityの入手方法などについて説明があり、今回のセミナーではUnityEditorで開発を行いました。

OculusRift とUnityで始める手軽なVRアプリ開発

3)Unity上で3DCGキャラクター
/オブジェクトを導入し動かす(その1:ユニティちゃん*

ここから実際のオペレーションに入っていきました。まずはUnityの起動からスタート。その後、UnityEditorを起動し、ウィンドウやボタンの説明、パッケージのインポートなどを実行。続いてインポートした内容を確認していきました。
その後、出現したユニティちゃんをパラメータ調整を行いながら向きを変更したり、Sceneウィンドウ内でサイズ変更を行うといった編集や制御を行っていきました。途中、インスペクター内に表示された情報の説明などについても詳細かつ丁寧な解説が行われました。受講者は分からないところがあればすぐに手を挙げ、森山氏から個別に説明と操作方法を聞きながら、全員が遅れることなく作業を進めていきました。
ここで、2by3レイアウトに変更し、VRに必要なパッケージをインポート。各ポイントでつまずきそうなエラー表示や画面についても、都度解説を受けながら作業を進めていきました。
また、画面をVRに対応させるために、床を配置したりカメラ位置を調整するなどし、OculusRift実機で実行確認する方法も説明されました。そして最後にコンパイルを実行し、実行ファイルを作成。無事にVR表示プログラム作成を完了しました。
その後、受講生一人ひとりが、自分が導入したユニティちゃんを実際にOculusRiftで表示して確認しました。

*ユニティちゃん…ゲームエンジン「Unity」を開発するUnity Technologies社の日本支社(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン)のキャラクター。Unityのアセット(素材)として利用できる形で配布される。

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4)Unity上で3DCGキャラクター
/オブジェクトを導入し動かす(その2:メカ)

続いてメカのVR表示を行うべく、UnityEditor起動&パッケージ導入を再度行い、電車のモデルを用いてオブジェクトの導入を行いました。また、プログラムの実行ファイル作成においては、ユニティちゃんの導入で行った作成方法とほぼ同様の作業だったため、今度は多くの受講生が自分の力で作業を進めていきました。最後に、受講生一人ひとりが自分が導入した電車をOculusRiftで表示して確認しました。

今回のセミナーではスクリプトや編集は行いませんでしたが、こうした作業を加えるとVRアプリの可能性が広がるので、今後ぜひチャレンジして欲しいという森山氏の言葉で、セミナーは終了しました。

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OculusRift とUnityで始める手軽なVRアプリ開発

 

今後開催するセミナー

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ラズベリーパイ2を活用した応用編として、Face APIを活用したアプリ制作のほか
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