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2013年11月22日聴講セミナー

デジタルメディア業界での起業ハウツーセミナー & オフィス見学会

11月9日に『デジタルメディア業界での企業支援セミナー』を開催。
定員40人を超える50名以上の申込みがあり、満席での開催となりました。
講演は、中小企業診断士であり大阪産業創造館・経営相談室の
スタッフコンサルタントでもある岡島卓也氏による
『IT業界起業の資金調達と事業計画のキホン』と、
イメディオのインキュベーションマネージャー兼、所長である明田豊広による
『起業GO!デジタルメディアの起業家たち』の2つで構成。
講演内容についてダイジェストでレポートします。
 

■岡島卓也氏『IT業界企業の資金調達と事業計画のキホン』
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最初にIT企業が起業する際の資金調達の流れや方法について説明があり、助成金と補助金の違いや創業融資制度の種類といった基礎的な部分を丁寧に解説。さらに、申請から融資実行までのタイムラグなど、理解しているつもりでも実際に行動すると陥りやすい落とし穴の部分は、特に詳細に解説がありました。
 
続いて、資金調達の際に必須となる事業計画書について、作成の意味や基本な考え方を紹介。事業計画書作成に必要となる事業分析の手法や事業整理シート、SWOT分析シートなどを見ながら解説がありました。起業後の起業家が最も苦労する資金や収支計画については、具体的な数値が入ったシートをもとに説明され、実際に受講者が損益計算書を埋めていくワークショップ形式でさらに理解を深めました。
 
また、新規起業におけるポイントとして、以下の2点が挙げられました。
1)リスクを皆無にすることはできなくても、リスクを減らすことはできる
2)十分な準備と計画で、成功の可能性は確実に高まる
 
最後に、イメディオのようなインキュベーション施設を活用することで、この2点を実現できるというお話で、岡島氏の講演は終了しました。
 
■明田豊広『起業GO!デジタルメディアの起業家たち』
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最初に、これまでイメディオに入居していた多くの企業を訪問してヒアリングした事例を紹介。うまく事業の成長や継続ができている企業は、一定のストック型収益を確保している場合が多く、このあたりが企業生存率を高める重要ポイントである、との分析結果を報告。
 
続いて、インキュベーションマネージャーの立場から多くの企業をサポートする中で見えてきたことについて説明しました。中でも、以下の5点をしっかり準備することが起業後の成長エンジンにつながること、さらに各点の詳細説明を行いました。
1)自分のビジネスをマーケティング的視点から客観的に分析する
2)できるだけニッチマーケットを狙う
3)ストック型収益を得る計画を準備しておく
4)十分な起業準備期間を確保して起業する
5)起業前にしっかりと自分を見つめ直す
特に、1)については実際にヒアリング事例を紹介した企業に対して、明田の視点でSWOT分析した結果を紹介。冷静に自分の事業プランを分析することこそ起業成功の近道となることを示しました。
 
最後に「起業を成功させるために、イメディオを十分に活用して欲しい!」と熱いメッセージを送りました。
 
■イメディオ オフィス見学会
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参加者の方々が2グループに分かれ、イメディオの施設見学会を行いました。
ビジネスカフェやライブラリー、サウンドスタジオなど、実際に内部を見学しながら説明を行いました。さらに、入居企業が使用するプレインキュベータオフィスやメインインキュベータオフィスも見学。参加者の方々は各施設を熱心にチェックしていました。
 
 
■交流会
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見学会の後は、イメディオ内にあるコワーキングスペース『Copla南港』で交流会を開催しました。
約30人以上が交流会に参加し、講演者への講演内容に関する質問や、イメディオ入居に関する具体的な質問などが飛び交っていました。さらに、参加者同士の活発なコミュニケーションも行われて大いに盛り上がりました。

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