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2021年05月17日実証実験

【実証実験インタビュー】非対面型イベントサービスアプリの効果測定

実施主体
株式会社マネーパートナーズソリューションズ

実証実験名
非対面型イベントサービスアプリの効果測定

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2020年11月7日(土)、8日(日)の2日間、株式会社マネーパートナーズソリューションズによる『非対面型イベントサービスアプリの効果測定』の実証実験が、アジア太平洋トレードセンター(ATC)ITM棟2FセントラルアトリウムなどのATCロボットストリート実施エリアにて行われました。実証実験の概要や感想を株式会社マネーパートナーズソリューションズ、執行役員 事業推進部長の武田知久氏にお話していただきました。

 

#まず『非対面型イベントサービスアプリの効果測定』の実証実験を行うことになった経緯を教えてください

当社では金融分野を中心にコンピュータシステムやソフトウェアの設計、開発、販売などを展開しており、フィンテックやブロックチェーン技術、AI、RPA、ロボット・IoTデバイスなどを活用したソリューション開発にも取り組んでいます。3年前から「ATCロボットストリート」での実証実験に参加させていただき、ブロックチェーン技術を応用したビンゴゲームやロボット人気投票アプリを提供してきました。当初であれば2020年も、従来の延長線上でのアプリ開発を予定しておりましたが、新型コロナウィルスの影響を受けて、より社会的距離を維持した上でご利用いただく「非対面」「非接触」のイベントサービスとして『スタンプラリーロボ』と『投票ロボ』のアプリを開発いたしました。

#『スタンプラリーロボ』アプリはどのようなもので、どれくらいの利用がありましたか?

スタンプラリーロボは、来場者にATCロボットストリート会場内の回遊を促すことを目的としたものです。各展示物やワークショップエリアなどにQRコードを設置し、それらを来場者の個人のスマートフォンで読み込むことで、スマホ上でスタンプを集めてもらう仕組みとなっています。
QRコードは会場内10箇所に設置しました。11月7日(土)に1156件、11月8日(日)に1432件、合計2588件の撮影が行われています。全10箇所のスタンプを集めた方に参加賞を贈呈したところ、約250名の方が受け取られましたので、ほぼすべての利用者が全10箇所を回遊したことがわかっています。

#もう一方の『投票ロボ』アプリについても教えてください。

こちらは来場者の方にワークショップで作ったオリジナル作品を画像付きで投稿してもらい、参加者全員で投票して人気No.1作品を決めるアプリです。2019年に実施したロボット人気投票アプリは、会場の出入口に設置した一台のタブレットを共有して、投票してもらうスタイルでしたが、今回は「非接触」「非対面」ということで、参加者お一人お一人のスマートフォンから投票してもらうスタイルに変更しました。
当初はイベント当日での投稿のみを予定しておりましたが、ワークショップ作品を持ち帰って完成させる方なども多くいらっしゃったので、募集期間を延長したところ、40作品の投稿があり、148票の投票がありました。

#実証実験を現場でご覧になられての感想や課題はありますか?

当初の意見として「スタンプラリーロボはやはり紙のほうがやりやすいのでは?」というのがありましたが、来場されるファミリーのお子様たちはデジタルネイティブ世代ということもあり、スマートフォンを使いこなし、喜んでスタンプを集めていたので、心配は杞憂に終わりました。ただ一方で、利用に不慣れな方々に説明をする際には、充分な社会的距離を保つのが難しかったという課題があります。今後も「非対面」「非接触」をキーワードとして運用する場合は、チャットボットの活用や、利用方法の説明動画をループで流し続けるなどの工夫が必要だと感じています。

#今後の展開を教えてください

今回の実証実験での利用実績などを踏まえても、スマートフォンを用いて社会的距離を維持しながら、イベントごとに参加いただける『スタンプラリーロボ』や『投票ロボ』の有用性は高いと思っています。2021年4月頃からは本格的に「非対面・非接触型サービス」としての提供先を開拓していく考えです。『スタンプラリーロボ』においては大型のショッピング施設やイベント会場などでの利用を想定しており、もう一方の『投票ロボ』では工芸、手芸、料理など、それぞれが作った作品をお互いが鑑賞したり、評価したりする場面においても有効的ではないかと考えています。

取材・文 中西 義富(Office Vinculo)

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