2014年02月06日聴講セミナー
「コンテンツビジネスの契約、債権回収、著作権トラブルどうすんの?」セミナー
1月16日に『創業経営支援セミナー』を開催しました。
定員30名を超える申し込みがあり、当日は満席での開催となりました。
セミナーでは、弁護士であり大阪産業創造館・経営相談室の
スタッフコンサルタントでもある室谷光一郎氏が
『法廷バトルを未然に防げ!~コンテンツビジネスの契約、
債権回収、著作権トラブルどうすんの?~』の講演を行いました。
講演内容のダイジェストをレポートします。
■室谷光一郎氏
『法廷バトルを未然に防げ!
~コンテンツビジネスの契約、債権回収、著作権トラブルどうすんの?~』
まずは冒頭、テレビ番組の映像からスタート。
実は、室谷氏は人気テレビドラマ『リーガルハイ』の法律監修を担当しており、ドラマ撮影現場や台本に対して法律監修を行う様子を伝えるテレビ番組を見ながら、実際のテレビドラマにおける法律監修の仕事についての紹介がありました。
そして、いよいよ本題のセミナー本編がスタート。
まずは、日頃のビジネスに関連する法律についての説明がありました。弁護士の日常的な仕事はテレビドラマのような紛争解決よりも、紛争を予防することなのだそうです。
続いて、ビジネスを行う上で最も大切な『契約』に関する解説がありました。裁判管轄と裁判費用の
関係や、海外取引において どの国の準拠法を指定するかが重要、といった具体的なアドバイスが多数ありました。さらに、実際のトラブルが発生した場合に必要となる、内容証明郵便や債権回収に関しても解説。ここでも契約書の重要性が語られていました。また、債権回収にとって重要な『時効』についても説明され、金額が大きくなるほど時間との戦いになる、という経験談も聞けました。
続いては、クリエイターにとって身近な肖像権やパブリシティ権、著作権に関する解説がありました。それぞれの法律が保護する権利はもちろん、権利侵害認定後の対応などについて解説がありました。
最後に、法律に関するアンテナを持つことは、弁護士に頼むか頼まないかに関係なく、紛争に巻き込まれないために大切だ、というお話がありました。そして中小企業の経営者は、弁護士に相談するタイミングが遅れがち、とも。「少し早く弁護士に相談するだけで結果が変わることも多いので、常に法律に関するアンテナを張っておきましょう」という室谷氏の言葉でセミナーは終了しました。
■イメディオ オフィス見学会
セミナー後、10名以上の参加者とともにイメディオの施設見学会を行いました。
ビジネスカフェやライブラリー、ミーティングルームなどをはじめ、インキュベータオフィスも見学。参加者の方々は、質問をしながら各施設を熱心に見学していました。
■交流会
セミナーや見学会の後、イメディオ内にあるコワーキングスペース『Copla南港』で交流会を
開催しました。
約20人が交流会に参加し、講演した室谷氏に相談したり、イメディオスタッフに入居についての
質問をする参加者も多く、多彩な内容の会話が飛び交っていました。また、参加者同士の交流も
各所で発生し、大変盛り上がりました。