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2023年04月30日その他

【レポート】ATC OSAKA MIRAI EXPO 『Mobility Pavilion(モビリティパビリオン)』

大阪・関西万博の開幕を2年後に控えた2023年4月13日(木)から16日(日)にかけて、大阪南港ATCを会場とした「ATC OSAKA MIRAI EXPO/プレ万博」が開催されました。万博のキーパーソンや著名人による基調講演のほか、各分野の出展企業による製品やサービスの展示、実証実験の実施がされた他、公式キャラクターの来場やグルメ博などの開催により、賑わいのある4日間となりました。

それら多数実施されたイベントにおいて公益財団法人大阪産業局も参加する「咲洲プレ万博実行委員会」では、『Mobility Pavilion(モビリティパビリオン)』を開催。テーマは“未来で活躍する陸海空のモビリティ”。ドローン、自動運転、遠隔操作など、先端テクノロジーとして活用・進化していくモビリティを、多くの来場者に見て触れてもらう機会を提供し、未来社会を感じてもらうことを目的に実施されました。また、万博を見据えた、数々の先端モビリティの実証実験を同時に実施。より進んだモビリティ社会を来場者の皆さんに感じていただく機会となりました。

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【展示一覧】

テーマ:陸
新しい移動体験「電動キックボードBeam」
BEAM MOBILITY JAPAN株式会社

今話題の電動キックボードのシェアリングサービス。交通渋滞の緩和や排ガス・環境汚染の軽減に貢献し、便利な交通手段として利用が期待されています。次世代の移動方法を、南港の潮風を感じながら試乗体験できるイベントでは、若い世代を中心に多くの方に利用体験していただきました。

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テーマ:陸
移動ロボット大集合「中之島ロボットチャレンジ」
中之島ロボットチャレンジ実行委員会

「中之島ロボットチャレンジ」は、実際に人が往来するリアルな環境で自律移動ロボットが問題無く行動するための技術開発を目的として、大学や企業向けに実証実験の場を提供する大会です。大阪・関西万博でのデモンストレーションの実施を、マイルストーンに掲げて各団体が研究開発に取り組んでいます。今回も多種多様なデザインや形状のロボットたちが、人々の間を一生懸命に移動する姿を見せてくれました。

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テーマ:陸
電動ミニショベルといっしょに!写真撮影&デモンストレーション
西尾レントオール株式会社

子どもたちに大人気だったのが、建設現場などで使用されている電動ミニショベル(バックホウ TB20e)が展示された、西尾レントオール株式会社のブース。実際に動いているところを間近で観覧できる他、操縦席に乗っての記念撮影タイムには、たくさんの家族連れで長い列ができるほどでした。

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テーマ:陸
近未来の実車技術を搭載したラジコンカーレース「C1/X」
C1株式会社

大人子どもを問わず運転体験会で人気だったのが、C1株式会社のラジコンカー技術。VRゴーグルを装着して、ラジコンカーの目線で操作する「FPV Car」を一般体験できるほか、人間のレーサーと自動運転の「AI Car」が競い合う、近未来的なレースを観戦することができました。

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テーマ:海、空
水上離発着ドローン/水中ドローン
株式会社大光

画像や映像の撮影だけでなく、設備点検や災害確認、警備、配送など、さまざまな場面でドローンの普及・活用は期待されています。それらの社会実装に向けて法整備も進み、いろいろな形で実証実験も行われています。本イベントでは、ドローンの中でも珍しい水上離発着ドローン/水中ドローンのデモンストレーションを実施いたしました。

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テーマ:海
未来の海を守る「海のお掃除ロボット」
株式会社平泉洋行

世界的に海洋汚染問題が叫ばれる中、海のお掃除をするのはロボットかもしれません。株式会社平泉洋行のJELLYFISHBOTは、水面に浮遊するマイクロプラスティックや油など、さまざまなゴミを回収することで、この問題の解決に貢献します。本イベントでは大阪南港の海を清掃するデモンストレーションを実施いたしました。

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テーマ:海
自分で動く!?小型船舶の実証実験
株式会社エイトノット

自律運転の開発が進んでいるのは、自動車だけではありません。株式会社エイトノットは、小型船舶向け自律航行プラットフォーム(エイトノットAI CAPTAIN)を活用した実証実験を、本イベント内で実施。海上移動は渋滞緩和や災害時の代替手段として、大きな注目を集めており、大阪・関西万博での利用も見据えて、ATCと舞洲の自動航行にチャレンジしました。

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取材・文 中西 義富(Office Vinculo)

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