VRゲーム開発ハッカソン「Oculus Game Jam in Japan」
11月28日、29日は『第4回 Oculus Game Jam in Japan
~未来のゲームはここで創られる!~』が開催されました。
このイベントは、話題のバーチャルリアリティ向けデバイス
「Oculus Rift」やVR機器を使ったゲームを開発するイベントで、
30時間という限られた時間内で集まった参加者の中からチームを
組んで開発するイベント。
今回は、東京、大阪、広島、沖縄の4会場で同時開催されており、
大阪会場となったイメディオには20名以上の参加者が集まりました。
VR Game Jam(開発)
1日目となる28日朝、ルール説明やチーム編成を行いました。事前にGoogle Docs Spread Sheetに登録されていた作りたいゲームのアイディアをもとに、チーム分けを進めていきます。大阪会場では8チームに分かれて開発を行うことが決まりました。
そしてチーム分けの後は、早速開発開始。各チームとも、自己紹介を交えながら各々のスタイルで議論を重ね、開発を進めていきます。期限は泣いても笑っても翌日の17時!全員がその時間に向かって開発を進めていきます。中にはOculusに加えて他のデバイスも利用するゲームを開発するところもあり、どんなゲームになるのか興味が広がります。
1日目の17時に企画発表会として途中経過を報告しあいます。進んでいるところもあればまだまだのところも……。お互いの進捗を見ることで、大きな刺激があるようです。その後も開発は続き、徹夜で泊まり込んでの開発を決めたチームも複数ありました。
2日目も朝から開発は進みます。議論を重ね、試行錯誤を重ねながらイメージをカタチにしていく中で、昨日の朝はまだ見ず知らずの他人だったことがウソのように、チームワークも固まっていきます。午後に行われる中間発表会で、他チームの進捗具合に一喜一憂する各チーム。そして17時の終了までラストスパートで開発を進めました。
最終発表会
17時15分から、これまで30時間を掛けて作ってきた成果を順に発表していきました。30時間という同じ時間を共有してきた者同士、見えない絆が生まれ、発表は和気あいあいと進んでいきます。
「ブラインドタッチ練習ソフト」や「VRボクシングゲーム」「LEAPモーションを使ったネットワーク対戦型ゲーム」「VR環境下でオーケストラの指揮を体感できるゲーム」など、8チームそれぞれがこの時間内に作り上げたゲームを実際に動作させながら発表は進んでいきました。中には、動く形を提供できなかったチームやマシントラブルに見舞われたチームもありましたが、それぞれがこの30時間で何らかの貴重な経験や知見を得られたことが発表会で伝わりました。さらには、経験や知見に対して、他の参加者からの質問や議論なども活発に発生し、発表会の中でも新たな知見や経験が共有されていたようです。
試遊会
発表の後は、お楽しみの試遊会です。開発段階から隣のテーブルで開発されていたゲームをプレイするのは、格別の楽しみがあるようです。参加者全員が興味のあるゲームに集まり、未完成のゲームを楽しんでいましたが、ここでも議論や新しいアイディアが生まれていました。同時に、参加者同士のコミュニケーションも活発化し、新しいつながりが生まれていました。
主催者によると、このままゲームの開発を進め、一般の方々が完成したゲームを実際にプレイできる機会も予定しているそう。その時を楽しみにしたいと思います。