ピタゴラソン~知恵と工夫でIT活用! ~開催報告
9月13日と20日に、イメディオ・ものづくりセミナーとして
『ピタゴラソン~知恵と工夫でIT活用! ~』を開催しました。
ピタゴラソンとは、イメディオに導入した3Dプリンターやレーザーカッターを
活用したピタゴラ装置の制作を体験するイベントです。
8名がAチームとBチームの2チームに分かれ、予算10,000円で
100均ショップで売っているものを自由に購入したものに加え、
3Dプリンターやレーザーカッターで制作したアイテムを駆使して
ピタゴラ装置を作ります。
制作するピタゴラ装置の条件として、下記の4つが示されました。
1.装置の中で「位置エネルギーを高める」「運動エネルギーを変化させる」「レール以外のルートを作る」「動作した結果、新しいルートができる」のうち、ひとつ以上を利用すること
2.電子回路を使うこと
3.3Dプリンターをプリントしたものを使うこと
4.レーザーカッターでカットしたものを使うこと
13日は、趣旨説明、チーム分けのあと、早速ピタゴラ装置のアイデアを議論しました。
Aチームはまず100均ショップに出向き、ピタゴラ装置に使う素材を見ながら仕組みのイメージを膨らませて仕組みを検討していました。対するBチームはまず議論を深め、スタートからゴールまでのピタゴラ装置の仕組みを決めてから、必要な素材をピックアップするというまったく異なる進め方で制作を進めることに。
20日は、実際に仕掛けの制作やピタゴラ装置の組立を進めていきました。
それぞれのチームが作業と議論を繰り返し、100均ショップで必要な素材を調達しながら装置の制作を進めていきます。のこぎりで素材を切り出して装置のパーツを作ったり、パソコンでセンサー制御のプログラムを組んだり、組み立ててテストを繰り返したりしながら、一つひとつの仕掛けを作り上げていきます。そして、それぞれの仕掛けを連動させる方法についての議論が始まると、一気にピタゴラ装置の全貌が浮かび上がってきました。
両チームとも、装置が完成した時点で発表タイムに。
実際にピタゴラ装置を動かしながら、一つひとつの仕掛けを解説していきました。時々うまく動かない仕掛けもありましたが、全員が笑顔で見守りながら発表は進んでいきました。
両チームの発表後、イメディオスタッフの加味より、両チームとも最優秀賞とすることを発表し、参加メンバー全員にレーザーカッターで制作された表彰状が授与されました。
各チームのピタゴラ装置は10月10〜12日に開催されるメイカーズバザール大阪で公開されていますので、興味がある方はぜひ足を運んでご覧ください。