17/8/30 7日目 基礎講座「クラウドサービス編・実践」
3時間で、クラウド実践!
こんにちは。AIDORアクセラレーションプログラム、広報 佐藤です。
前回のクラウドサービス編の座学に続き、本日は、実践編。
実際に手を動かしてハードウェアから取得した情報をサーバにあげます。
今回のシステム構成は次の図にあるもの。
AWS IoT デバイス SDKを使用して、ハードウェアの実習 で用いたMbedをAWS IoTにつなぎ、生データはAmazon S3へ保存。一方で、データをオープンソースの検索エンジンElasticsearch を用いて加工、さらにそこからデータをオープンソースのBIツールkibanaに渡して、取得したデータの可視化を体験します。
(※以下、画像資料は講義のスライドを転用しています。)
とにかく手を動かす。
本日は、とにかく手を動かす一日。
128ページのドキュメントを参照しながらひたすら進めていきます。作業をしながら、デバイスとクラウドとの連携を理解し、実践していきます。
今回、一番時間がかかったのが、デバイスとAWSとの連携。AWS IoTではAWS IoT 証明書を用いて、デバイスを1台1台、管理します。こうした、固体認識による安全管理は、IoTのプロダクトを量産する上で非常に重要なポイント。こうしたサービスのあり方からも、IoT市場が成熟するためのパーツが今、整ってきているのだと実感します。
今回、最終的にデータをkiabnaに預けたあとのイメージは下図のような感じに。
目に見えなかったデータが可視化されると、「おお!」となりました。
講義を通して
ハンズオンの授業は、スキルによって進捗に差がうまれやすいもの。スタッフも、「場合によっては、大きな理解差がでてしまうのでは。。。」と危惧しておりましたが、結果、全チームが全体の流れを理解できるところまで作業を進めることができました。
ハードウェアの実習とは異なり、ソフトウェアで処理するデータは目に見えないもの。受講者からは、「可視化するところまでいかないと、データは目に見えないから難しい。」といったコメントもありました。
まったく、その通り!
だからこそ、これまで見えなかったものが、データを取得することで、見えてくるということが、ひとつの価値となることを、今回の実習を通して実感できたのではないかと思います。
次回は、基礎講座ソフトウェア編「IoTデバイスを活用したアプリ開発を体験!」です。今回の実習で学んだ「データを取得する」から、さらに発展して、「データを使ったアプリ制作」に挑みます!
毎回、少しずつステップアップをしている受講者のみなさん。さらに、知識を深めていきましょう!