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2010年04月25日

セミナーレポート 平成22年4月22日開催 「アジア・アメリカの映像市場」~コンテンツ海外販売・買付の可能性を探る~

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総務省情報通信政策研究所の「メディア・ソフトの制作及び流通の実態」の 調査結果によると日本国内の映像系ソフト(テレビ、映画ソフトなど)は5.5兆円の市場規模(2007年)だそうです。その国内制作された映像の海外輸出 額は私の記憶によると2000億円規模です。近年、アニメなどが海外に人気があるとはいえ制作量に比べわずかしか売られていないのが実態と感じます。日本 は映像資産を大事にテープ倉庫に保管したままお金に換えていない状態です。さて、関西に目をむけると海外に輸出されている映像コンテンツはわずかと推測さ れます。
一方、アジアは盛んに映像コンテンツの流通が各国間で行われ、日本は取り残された状態のようです。

今回のセミナーは大阪市から海外への映像コンテンツを輸出する、また海外から買付をする拠点 となれればと思い開催いたしました。一回限りのセミナーで情報提供で終わりたくないとの思いから、セミナー終了後、参加者の皆さんにワーキンググループの 立上げを呼びかけたところ多くの参加者の方々に賛同をいただきました。
地域のドラマや番組など映像作品が海外に輸出されればその地域の映像制作者の方々の利益につながるだけでなく、海外からの観光客を呼び込め、宿泊・飲食業が賑わいにつながるのではないかと期待をいだいています。
セミナー終了後、講師の岡野健将氏に参加者の方々から問い合わせや面談申込があったと聞き反響の強さを感じています。
まずは、参加頂いた皆様ありがとうございました。これからが、スタートだと思っています。
iMedio 明田

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※掲載されているムービーは、セミナーの一部を紹介するものです。

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【セミナー内容】     「海外の映像コンテンツの市場はどのようになっているのか?」
「手元にある映像コンテンツを海外に販売するチャンスがあるのか?」
アメリカのTV業界で番組販売に従事し海外映像コンテンツビジネスに精通した
AIR Incの代表 岡野健将氏をむかえ海外コンテンツ市場のセミナーを開催します。
日本の映像コンテンツが海外に売るためには、どうすればいいのか?セミナー参加者とともに映像コンテンツの販売の可能性を探っていきます。
また、3月末に香港で開催されたアジア最大の映像コンテンツ展示会「香港フィルムマート」視察の内容をレポートし、中国を中心に市場を形成するアジア市場を語っていただきます。

1、  国際市場の現状
・ 活気あるアジアコンテンツ市場。取り残される日本。
・ アメリカ市場でのコンテンツ流通の実情。
2、プロダクションシステム
・ 自社製作が基本。企画段階から海外市場を視野に入れる。
3、コンテンツライセンス
・ コンテンツは、マルチユーズで初めて商売になる。
・ 映像の海外販売、買付。
4、「香港フィルマート2010」レポート
・ 今年3月に近畿経済産業局主催の商談・視察ミッションに参加。

【セミナー・交流会参加者数】  約25名