【報道発表】画像認識技術を活用したフィジカルチェックシステムの検証を実施
ソフト産業プラザTEQSで実施しているIoT・ロボットビジネス実証プログラム「AIDORエクスペリメンテーション」で、このたび、日本電気株式会社(NEC)による実証実験を実施いたします。
それにあわせて、7月29日(月)に大阪市より報道発表を行いました。
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スポーツのケガを未然に防げ!
画像認識技術を活用したフィジカルチェックシステムの検証を実施します
大阪市(委託先:AIDOR共同体)は、IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDOR(アイドル)エクスペリメンテーション」として、日本電気株式会社(NEC)によるフィジカルチェックシステムの検証を、令和元年8月5日(月曜日)から11月初旬の約3か月間、大阪舞洲の「おおきにアリーナ舞洲」にて実施します。
近年、スポーツをする上で、ケガや故障を未然に防ぐという考え方が出てきています。そうした背景から同社が開発しているのが、「フィジカルチェックシステム」です。同システムは3Dセンサカメラの画像認識技術を活用して関節可動域や可動距離を計測するもので、計測したデータからフィジカルコンディションを評価し、ケガのリスク評価を行うことが可能となります。
今回の実証実験では、総合学園ヒューマンアカデミーバスケットボールカレッジ(注)の学生を対象に、フィジカルコンディションの管理についてこのシステムの有効性を検証します。
同社では、実証実験を通して得た結果をもとに実用化に取り組むとともに、自分でコンディション管理ができる環境づくりと、計測データを用いたケガのリスクファクターの抽出及びその改善方法を提示し、若年層におけるケガ予測の高精度化をめざします。
また、AIDORエクスペリメンテーションでは、引き続き、全国から実証実験を募集しています。そして、「未来社会の実験場」をコンセプトとする2025年の大阪・関西万博に向けて実証実験支援の取組を積み重ね、大阪における新たなビジネス創出に取り組んでまいります。
(注)バスケットボール関わる“プロ”を育成する専門校。大阪エヴェッサと教育提携しており、大阪エヴェッサ育成システム『ヤングスター バスケットボールプログラム』を実施。ヒューマンアカデミー株式会社が運営
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■概要
<実施名称>
フィジカルチェックシステムの検証
<実施主体>
日本電気株式会社(NEC)
<フィジカルチェックシステムの計測方法について>
フィジカルチェックシステムは、3Dセンサカメラの前に立ち、測りたい姿勢を取るだけで、関節可動域・可動距離(注)を3分程度で簡単に計測することが可能です。専用サイトに計測結果が表示され、自分のスマートフォンからも確認することができます。
計測結果に応じて、普通から不良と判断された箇所については、専用の動画を使って必要なストレッチ、トレーニング等を指導します。
(注)ここでの関節可動域は可動した部分(関節)の角度、可動距離は2点間の距離を言います。(例:肘の角度は関節可動域、肘を基点として動いた腕の始点から終点までの距離が可動距離)
<実施内容>
・ フィジカルチェックシステムをクラブハウスに設置し、練習前に各項目を学生自身で計測。計測頻度は週1回程度を想定
・ 股関節、足関節など6項目を計測
・ 被験者は、総合学園ヒューマンアカデミーバスケットボールカレッジの学生計19名を予定
<検証項目>
・ ケガ予防の観点で評価したい関節可動域・可動距離についての計測データの精度・信頼度の確認
・ トレーナーの処置等、対応が必要な選手を導出できるなど、計測データからケガの発生に関わる基準値(モデル)の評価
・ 日々の練習時間への影響を最小化するために、短時間かつ簡易に計測・評価できるオペレーションの確認
<実施期間>
令和元年8月5日(月曜日)から11月初旬までの約3か月間(予定)
<実施場所>
おおきにアリーナ舞洲(大阪市此花区北港緑地2-2-15)
<取材について>
取材をご希望の場合は、下記の「問合せ先」までご連絡ください。
(参考)IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDORエクスペリメンテーション」
大阪市が大阪南港の複合型商業施設「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」と大阪舞洲のスポーツ施設を実証フィールドとして実施する、開発・改良に必要な実証実験の支援プログラムです。一般的に、IoT・ロボットテクノロジーを活用して事業展開するにあたっては、ユーザー検証が必要となりますが、多くの企業にとって、実証実験場所の確保が課題となっています。そうしたことから、本プログラムでは、各施設と連携して場所の調整を行うほか、マッチングなど、事業化に必要な支援も提供しています。
引き続き、全国から募集した複数の実証実験を順次実施していきます。
詳しくは、AIDORエクスペリメンテーションのホームページをご覧ください。
https://teqs.jp/acceleration
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●問合せ先
AIDORエクスぺリメンテーション事務局(ソフト産業プラザTEQS内)
事業担当 松出(マツイデ)/広報担当 河村・手嶋 電話 06-6615-1000
本事業は、大阪市が委託し、AIDOR共同体(公益財団法人大阪産業局、一般社団法人i-RooBO Netowork Forum)が実施しています。