【報道資料】飲食業界のDXを実現!業務用調理機器のIoT化をテーマとした実証実験を実施
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大阪産業局では、IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラムとして、
株式会社エフ・エム・アイによる「業務用調理機器向け
IoTシステム(外付けセンサモジュール)の検証」を、
2024年4月1日(月)から1ヶ月程度、
大阪・咲洲の複合商業施設「ATC」の飲食店にて実施します。
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レストランやカフェの厨房には、フリーザーやオーブンなど、
様々な調理機器が並んでいます。しかし、調理機器のなかには、
IT化されていないものも多くみられ、保全や保守、メンテナンスの
観点からDX化が飲食業界の課題となっています。
事実、レストランテック協会が2022年に発表した国内の飲食店などを
対象にした調査によると(※1)、DXの進捗について尋ねた設問では
「調理」に関して進んでいると答えた飲食店は23.3%しかなく、
一番進んでいるキャッシュレスサービスを含む「会計・決済」(48.4%)の
半分以下しか進んでいない現状があります。
本件は、DX化が叫ばれる飲食業界の課題解決に向け、調理機器を
対象とした後付けのIoTシステムの機能検証となります。
実証実験では、ATCにある飲食店「cafe&dining goo-note(グーノート)」を
実証フィールドとして、同店の厨房にある業務用オーブンに温度や電流、
電圧などのセンサを設置し、稼働データの収集を行います。
そして得られたデータをもとに、機器の動作不良による稼働ダウンタイムの
削減や動作不良時の的確な対応につなげられるかなどの検証を行います。
今後、同社では実証実験を繰り返し、将来的には機器の安定した稼働、
異常の通知による食品ロス・食中毒の危険回避などのサービスへつ
なげていくことをめざします。
大阪産業局が実施しているIoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラムでは、
来年度も全国から実証実験を募集しています。そして、「未来社会の実験場」を
コンセプトとする2025年大阪・関西万博に向けて、実証実験支援の取り組みを
積み重ね、大阪における新たなビジネス創出に取り組んでいきます。
(※1)出展:レストランテック協会、ファンくる共同調査
「レストランテックに関する意識調査」
https://rtmeetup.net/news/posts/SzUH8qQg
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■ 実証実験概要
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<実施名称>
業務用調理機器向けIoTシステム(外付けセンサモジュール)の検証
<実施主体>
○株式会社エフ・エム・アイ(代表取締役社長・浮穴 浩司)
○所在地:大阪支店・大阪工場 大阪市鶴見区放出東3-11-31
冷機器や熱機器などの調理・加工・サービス機器及び関連備品、
食材の輸入販売・開発製造をはじめ、食に関する様々なソリューションを提供。
詳しくはホームページ( https://www.fmi.co.jp )をご覧ください。
<実証実験の検証項目>
○実際の現場に近い環境下での安定したデータ通信・データ収集等の検証
○収集データの分析等
<実施日>
○2024年4月1日(月)から1ヶ月程度
<実施場所>
○ATC(大阪市住之江区南港北2-1-10)
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【参考】
<ソフト産業プラザTEQS>
大阪市が設置する、IoTやAIなどの先端テクノロジーを活用した
製品・サービスの開発を行う中小企業を支援する施設です。
公益財団法人大阪産業局が運営しています。
詳しくは、ホームページ( https://teqs.jp )をご覧ください。
<IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム>
大阪咲洲の複合商業施設「ATC」と大阪舞洲のスポーツ施設を
実証フィールドとして実施する、開発・改良に必要な実証実験の支援プログラムです。
詳しくは、ホームページ( https://teqs.jp/experimentation )をご覧ください。
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<本件に関する問合せ先>
ソフト産業プラザTEQS(公益財団法人大阪産業局)
担当 下地・安永
TEL 06-6615-1000(10時から18時まで、土曜日・日曜日・祝日除く)
MAIL. office@teqs.jp
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