Menu

News

2021年03月05日

【報道発表】舞洲でドローンによる建物の損傷部自動検知の検証を実施します

ソフト産業プラザTEQSは、IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDOR(アイドル)エクスペリメンテーション」として、株式会社大光による「ドローンで撮影した画像を元にした建物の経年劣化や損傷部自動検知の検証」の実証実験を、令和3年3月9日(火曜日)に、大阪・舞洲の「おおきにアリーナ舞洲」にて実施します。

物流をはじめ、様々な産業分野でドローンの活用ニーズが増加しており、こうしたニーズの拡大を背景に、多数の企業等がドローンサービスの開発に取り組んでいます。本件は、そうしたなかでも、空撮を利用した点検作業の効率化を目的とした実証実験となります。
具体的には、「おおきにアリーナ舞洲」の建物外観をドローンに搭載されたカメラで撮影するとともに、その画像をもとに3Dモデルを作成し、過去(平成31年3月)に撮影した建物外観画像と比較。その差異をAIを使って解析することで、経年劣化や損傷部を自動検知します。そして、これら検知精度などの結果を踏まえて、作業効率性などの検討を行います。

今後、同社では実証実験を通して得た結果を元に、ドローンとAIを活用した点検作業の効率化技術を確立させ、市場化へ向けた取組を進めていきます。
 また、AIDORエクスペリメンテーションでは、全国から実証実験を募集しています。そして、「未来社会の実験場」をコンセプトとする2025年の大阪・関西万博に向けて、実証実験支援の取組を積み重ね、大阪における新たなビジネス創出に取り組んでまいります。


■概要
<実施名称>
ドローンで撮影した画像を元にした建物の経年劣化や損傷部自動検知の検証

<実施主体>
○株式会社大光(代表取締役:大野勝男)
○所在地:大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビルITM棟6F ソフト産業プラザTEQS内

空撮や点検、検査、3D測量など、ドローンを使った様々なソリューションを提供するほか、ドローン開発やドローン向けアプリケーション開発なども手がけています。
詳しくは、株式会社大光のホームページ(https://daiko-hp.jp)をご覧ください。

<内容>
ドローンに搭載されたカメラにより「おおきにアリーナ舞洲」を空撮するとともに、3D解析ソフトを使い撮影画像を元に精度の高い建物の3Dモデルを作成し、過去の画像との差異をAIにより自動検知します。また、実証実験では衛星を用いたドローンの自動飛行にも取り組むとともに、RTK(注)を用いた精度の高い位置情報を取得し、精度の高い3Dモデルを構築する検証も行います。

(注)RTK(リアルタイムキネマティック):複数の衛星から位置情報信号を受信する技術で、GPSなどの単独測位よりも精度の高い位置情報を取得することが可能です。

ドローンは、DJI社製の「Phantom4 RTK」を使用します。

<検証項目>
・過去(平成31年3月)に撮影したルートと同じルートを飛行して撮影することで、同じ角度の画像から差異を解析します。
・RTKを用いた精度の高い位置情報を取得し、精度の高い3Dモデルができるかどうかを検証します。
・衛星を用いた自動飛行を検証します。

<実施期間>
令和3年3月9日(火曜日)
(注)強風や雨天の場合は3月10日(水曜日)、3月11日(木曜日)に順延

<実施場所>
おおきにアリーナ舞洲(大阪市此花区北港緑地2-2-15)

<取材について>
取材をご希望の場合は、下記の「問合せ先」までご連絡ください。


●問合せ先
ソフト産業プラザTEQS
担当 松出・手嶋 
TEL 06-6615-1000
Mail exp@teqs.jp