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お知らせ

2019年10月02日

【報道発表】天井裏など人が行けない場所をドローンで点検! おおきにアリーナ舞洲で屋内狭小空間点検用ドローンによる設備点検の 実証実験を実施します

 大阪市(委託先:AIDOR共同体)は、IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDOR(アイドル)エクスペリメンテーション」として、間口ジェネラルサービス株式会社による屋内狭小空間点検用ドローン(非GPS環境対応)の実証実験を、令和元年10月8日(火曜日)と10月10日(木曜日)の2日間、大阪舞洲の「おおきにアリーナ舞洲」にて実施します。

 橋梁や建物など高所の点検作業へのドローン活用が進んでいます。一方で天井裏やエレベーターなど屋内でもドローンによる点検の需要があるものの、なかなか実現していません。理由としては、狭小かつ暗所であるため操縦することが難しいうえ、衛星測位システム(以下、「GPS」という)の利用が困難で自律飛行も行えないことなどが挙げられます。

 そこで、本実証実験は、ドローンによる屋内狭小空間の点検サービスの事業化をめざし、屋内狭小空間の点検用に開発されたドローンの機能検証及び点検データの評価を目的として実施します。

 具体的には、おおきにアリーナ舞洲の天井裏と空調機械室にて小型の点検用ドローンを用いて、ドローンカメラで撮影したリアルタイム映像をもとにドローン操縦を行い、安全に飛行できるかの確認とともにデータを正確に収集できるかを検証します。

 今後は、実証実験を通して得た機体の安全性と点検データの評価をもとに、完全自律化を見据えたビジネスモデルの構築をめざしていきます。

 AIDORエクスペリメンテーションでは、全国から実証実験を募集しています。そして、「未来社会の実験場」の実現をめざす2025年の大阪・関西万博に向けて、実証事業支援の取組を積み重ね、大阪における新たなビジネス創出に取り組んでまいります。

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■概要
<実施名称>
産業用小型ドローンによる非GPS環境下における設備点検の実証実験

<実施主体>
○間口ジェネラルサービス株式会社(代表取締役 川田 宏行)
○所在地 大阪市港区海岸通1-5-29
 
 トラックやフォークリフトといった車輌の調達や、燃料・部品の販売、車検や修理などの整備業務など、幅広く車輌に関わる業務を展開。また、スタートアップ事業の一環として、産学連携による「特殊ドローン」を用いて新規展開も行なっています。
詳しくは、間口ジェネラルサービス株式会社ホームページをご覧ください。

<実験内容>
ドローンに搭載されたカメラの映像をもとにドローンを操縦し、検証場所である天井裏と空調機械室内を撮影します。そして、その動画を画像解析検証し、実際に現場で使えるかどうかの評価を行います。
使用するドローンは業務提携を行う株式会社Liberaware(千葉県)が開発した屋内狭小空間点検用ドローン「IBIS」を使用。同機は高感度イメージセンサーと高配光LEDを搭載し、照明が一切ない環境下でも飛行することができます。

<検証内容>
・検証現場を安全に飛行できるかなど機体スペックの検証
・現場の要望に即したデータを正確に収集できるかの検証

<実施期間>
令和元年10月8日(火曜日)、10月10日(木曜日)17時から21時まで

<実施場所>
おおきにアリーナ舞洲(大阪市此花区北港緑地2-2-15)

<屋内空間点検用ドローン「IBIS」>
屋内空間点検用ドローン「IBIS」

<取材について>
取材をご希望の場合は、下記の「本件に関する問合せ先」までご連絡ください。

(参考)IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDORエクスペリメンテーション」
大阪市が大阪南港の複合型商業施設「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」と大阪舞洲のスポーツ施設を実証フィールドとして実施する、開発・改良に必要な実証実験の支援プログラムです。一般的に、IoT・ロボットテクノロジーを活用して事業展開するにあたっては、ユーザー検証が必要となりますが、多くの企業にとって、実証実験場所の確保が課題となっています。そうしたことから、本プログラムでは、各施設と連携して場所の調整を行うほか、マッチングなど、事業化に必要な支援も提供しています。
 引き続き、全国から募集した複数の実証実験を順次実施していきます。詳しくは、AIDORエクスペリメンテーションのホームページをご覧ください。
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●問合せ先
AIDORエクスぺリメンテーション事務局(ソフト産業プラザTEQS内)
事業担当 松出(マツイデ)/広報担当 河村・手嶋 電話 06-6615-1000
本事業は、大阪市が委託し、AIDOR共同体(公益財団法人大阪産業局、一般社団法人i-RooBO Netowork Forum)が実施しています。