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工場向け5G回線対応ルーターの市場化へ向けて
住友電工が「5G X LAB OSAKA」で実証実験を実施！

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公益財団法人大阪産業局は、ソフト産業プラザTEQSに新設された
第5世代移動通信システム（以下「5G」）の技術＆ビジネスサポート拠点
「5G X LAB OSAKA（ファイブジー・クロス・ラボ・オオサカ）」にて、
住友電気工業株式会社（以下「住友電工」）が開発する工場向けの
5G回線対応ルーターの実証実験を実施しました。
本件は、「5G X LAB OSAKA」を使った最初の検証事例となります。

人手不足解消やDX実現を目的に、工場などの製造現場では、
IoTやAIを活用した生産性向上などの取り組みがなされています。
その際、高速・大容量が特徴の5G通信の活用に期待が高まっています。

本件は、そうした工場向けに住友電工が開発している
5G回線対応ルーターの検証を目的に実施しました。
工場規格の5G回線に対応したルーターはまだ市場にはなく、
固定回線を引かなくても工場の5Gエリア化ができるルーターは
様々なメーカーが開発に取り組んでいます。

実験は開発中の同ルーターの5G回線を使った際の速度を測定することを
目的に実施。「5G X LAB OSAKA」内にある試験用基地局を使って
高精細映像や多数のセンサ情報の伝送を想定した長時間の通信試験を行い、
高速・大容量通信が安定して実現できることを確認しました。
同社では今後、今回の検証を踏まえて製品化を進めていきます。

大阪産業局では、今後も「5G X LAB OSAKA」を中心に5Gの活用を検討する
企業を支援するとともに、2025年の大阪・関西万博を見据えながら、大阪における
5Gを活用した新たな製品・サービスの創出をめざして取り組んでまいります。

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■概要

 
＜実証実験名称＞
工場IoT用の5G端末の実証実験

＜実施主体＞
○住友電気工業株式会社（社長・井上 治）
○所在地　大阪市中央区北浜4-5-33（住友ビル）

＜実施内容＞
開発中の5G回線対応ルーターと模擬IoTデバイスを接続し、
試験用5G基地局との間でのデータ伝送量や速度の測定を実施。

・通信概要図

・実験に使用したルーターなど機器

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■「5G X LAB OSAKA」概要

 
「5G X LAB OSAKA」は、5Gの通信環境を備えた技術＆ビジネスサポート拠点です。
「検証ラボ」と「展示・体験ルーム」から構成されます。
検証ラボには試験用5G/4G基地局を設置しており、5Gの通信環境のもとで
製品・サービスの検証などができ、「展示・体験ルーム」では5G活用事例の
デモンストレーションを体験可能。また、技術マッチングなど共創を目的とした
ビジネス支援も提供します。大阪市、ソフトバンク株式会社、公益財団法人大阪産業局、
一般社団法人i-RooBO Network Forumの官民連携により、2020年10月1日に開設。

＜所在地＞
ソフト産業プラザTEQS内
（大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビル ITM棟6階）

＜「5G X LAB OSAKA」公式ホームページ＞
https://teqs.jp/5gxlab

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（注）ソフト産業プラザTEQSは、大阪市が設置する、IoTやAIなどの
先端テクノロジーを活用した製品・サービスの開発を行う中小企業を
支援する拠点施設です。大阪市の委託を受けてAIDOR共同体（公益財団法人大阪産業局と
一般社団法人i-RooBO Network Forumで構成）が運営しています。

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＜本件に関する問合せ先＞

ソフト産業プラザTEQS
担当　手嶋・松出

TEL 06-6615-1000（10時から18時まで、土曜日・日曜日・祝日除く）
Mail office@teqs.jp

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