ソフト産業プラザTEQSの「5Gオープンラボ（仮称）」開設について、報道発表を行いました。

大阪産業局は、令和2年7月16日に、第5世代移動通信システム（以下
「5G」）関連ビジネス創出に係る取組に関し、大阪市、ソフトバンク
株式会社、AIDOR共同体を構成する一般社団法人i-RooBO Network Forumの
3者間で連携協定を締結しました。

本協定に基づき、ソフトバンク株式会社と連携し、企業が5Gの技術検証や
体験を行える施設「5Gオープンラボ（仮称）」をソフト産業プラザTEQS内に
開設し、5G関連ビジネスの創出に係る取組を開始します。

5Gは「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」といった特長を有しています。
この新しい技術を活用した新たなサービスは、既存サービスや生産性の向上に
つながり、様々な産業においてイノベーションを生み出すことが期待されています。

また、コロナ禍において、中小企業のデジタル化の遅れが顕在化する中、
本事業により5G関連ビジネスを加速させ、デジタル化を促進する
製品・サービスが開発されることにより、中小企業の生産性向上や
イノベーションの創出を促進し、大阪経済の成長につなげていくことが
可能となります。

このたびの協定に基づいて開設する「5Gオープンラボ（仮称）」は、
5G関連ビジネスの支援施設です。「検証ラボ」と「展示・体験ルーム」から
構成され、5Gの通信環境のもとで製品・サービスの検証などができるほか、
5G活用事例のデモンストレーションを体験することが可能となっています。
また、5G関連ビジネスの創出を目的として、ハンズオン支援などの
ビジネスサポートを実施します。

今回、「5Gオープンラボ（仮称）」を開設することで、こうした5Gの活用を
検討する中小企業を支援するとともに、2025年の大阪・関西万博を見据えながら、
大阪における5Gを活用した新たな製品・サービスの創出をめざして取り組んで
まいります。

＜検証ラボ＞
シールド設備・試験用基地局を設置し、5Gや4Gの試験用電波を放射することで、
5GやIoTを活用した新たな製品・サービスの開発・検証が可能。

＜展示・体験ルーム＞
5Gを活用したソリューションを展示し、デモンストレーションを通して5G技術を
体感することが可能。実際に企業に体験してもらうことで、5Gへの関心を高め、
新たな発想を促していきます。

ソフトバンク株式会社が持つ5G関連技術ノウハウや企業ネットワークと、
大阪産業局が持つ事業化サポートノウハウや地域企業ネットワークを組み合わせ、
5Gを活用した製品・サービス開発を検討する企業向けに、セミナーや技術サポート・
販路開拓などのハンズオン支援等を行います。

令和2年9月下旬予定

ソフト産業プラザTEQS
大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビル ITM棟6F
URL https://teqs.jp

※ソフト産業プラザTEQSについて
ソフト産業プラザTEQSは、大阪市が設置する、IoTやAIなどの先端テクノロジーを
活用した製品・サービスの開発を行う中小企業を支援する拠点施設です。
大阪市の委託を受けてAIDOR共同体（公益財団法人大阪産業局と
一般社団法人i-RooBO Network Forumで構成。）が運営しています。

また、AIDOR（アイドル）共同体は、大阪産業局とiRooBOによって構成された、
テクノロジービジネス支援を目的とした共同事業体です。

詳細については、後日、施設開設の際に発表いたします。

●本件に関する問合せ先
ソフト産業プラザTEQS（大阪産業局）
担当　松出・手嶋
TEL 06-6615-1000
MAIL office@teqs.jp