これが21世紀のお掃除!!清掃ロボットが人をよけ、商業施設をスイスイ!南港ATCで実証実験を開始
大阪市(委託先:AIDOR共同体)では、実証実験を通してIoT・ロボットテクノロジーを活用した新サービスの事業化を支援するIoT・ロボット実証実験支援事業「AIDORエクスペリメンテーション」を実施しており、このたび、中西金属工業株式会社(大阪市北区)による「清掃ロボット」の実証実験を大阪南港の複合商業施設「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」にて実施します。
実証実験で使用するロボット「ROBO Cleaper(ロボクリーパー)」は、マッピング技術により周囲の状況を判断しながら自律走行する自動床洗浄ロボットです。障害物を自動で回避しながら広域清掃が可能です。
実証実験では、安全に自律走行をしつつ清掃作業を行うことをめざし、一定エリアの清掃レベルの比較確認など清掃能力検証と、洗浄環境による最大洗浄面積・最大排水量、電力消費の動作検証を行います。
労働力不足の観点から、大型施設での清掃をロボットに代替させる取り組みが全国的に行われています。同社でも、将来的に「ROBO Cleaper」が多数の人が行き交う公共空間において、安全に自律走行しつつ清掃作業を行うことを目標としています。
IoT・ロボット実証実験支援プログラム「AIDORエクスペリメンテーション」では、引き続き、全国から募集した複数の実証実験を順次実施していきます。
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実証実験概要
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<実施名称>
自動床洗浄ロボット ROBO Cleaper による機能確認実験
<実施主体>
中西金属工業株式会社
所在地:大阪市北区天満橋3-3-5
<実施内容>
【性能検証実験】
■最大洗浄面積
実際に広大なエリアを利用し、洗浄可能面積を測定する。
■最大排水量
最大洗浄稼働時間における排水量は理論値ですが、正確な排水量を実験で明らかにする。
■電力消費量
満充電の状態での最大稼働時間を測定する。
【清掃能力検証実験】
実際に清掃業者(人間)が洗浄しているエリアの一角を並行して洗浄。データを取得し、人間とロボットでの清掃品質に差が出てくるかの検証を行う。この実験結果により、人間による洗浄レベルにロボットがどれだけ近づけるかを数値化するとともに、ロボットが人間を助けるパートナーとしての位置づけを鮮明化させる。
<事業概要>
「社会にいい回転を」をモットーに、ベアリングリテーナー、コンベアシステム、住宅関連部品の3つの製品を柱として製造・販売。原材料の調達や海外工場での生産などグローバル化が進む中、事業の根幹としてグローバルに事業を展開。
●会社URL:http://www.nkc-j.co.jp
<実施場所>
・性能検証実験 : O’s棟3Fボーリング場跡、ITM棟2F共用部
・清掃能力検証実験 : ITM棟2F共用部、ITM棟11FおおさかATCグリーンエコプラザ前
<実施期間>
平成30年2月19日(月)~23日(金)