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vol.07

映像制作の幅を広げた『人の縁』と『行動力』

株式会社キー・クルー
神谷 英孝氏

株式会社キー・クルー
神谷 英孝氏

起業して初めて感じた『人の縁』

テレビ番組や企業紹介ビデオ、アーティストのライブやブライダルの撮影といった映像制作を担当する株式会社キー・クルー。代表取締役の神谷英孝氏によると、テレビ番組ではスタッフ間のチームワークが求められるスポーツ中継などを担当することが多いそうだ。映像プロダクションの第一線で15年以上活躍する神谷氏。彼を起業に駆り立てたのは『チャレンジ精神』だった。
「キャリアを重ねるにつれ、責任ある仕事を任せていただけるようになりましたし、仕事も楽しかった。同時に『これで良いのか。この先ずっと同じことをしているだけになるんじゃないか』と考える瞬間が増えてきたんです。『もっと新しいことにチャレンジしたい』と」

そこで、大いなるチャレンジ精神を胸に株式会社キー・クルーを設立した神谷氏。だが起業して間もなく、リーマンショックが発生して仕事が激減した。
「でも、あの時に初めて、一つひとつの仕事のありがたみを実感しました。あの時がなければ、今の私もキー・クルーも存在していないかもしれません。結果的には周囲の人の協力のおかげで立ち直れましたが、あの時期を一緒に乗り越えた協力会社や仲間とは、今も強い絆があります」

「経営の素人」を手厚くサポートしてくれるイメディオ

現在も第一線の撮影技術者として活躍する神谷氏。だが経営に関しては全くの素人。そこで、起業準備や経営の勉強のために大阪産業創造館に通い始めた。そんな時にイメディオのチラシを発見し、入居したいと連絡した。入居後はイメディオの機能をフル活用している。
「撮影、編集した映像作品のプレビューは、イメディオ内の編集室を利用しています。お客様からの評価が非常に高いんですよ。さらに打ち合わせでは会議室を利用しています。自宅兼事務所だった頃は、近所の喫茶店などで打ち合わせをしていましたが、入居後は会議室の効果もあってか、クライアントからの信用度が確実にアップしたと思います」

また、イメディオスタッフからの経営アドバイスも役に立っているという。
「経営って本当に難しい(笑)。第三者的な視点から的確なアドバイスやサポート、特に資金繰りや資金調達のアドバイスは助かります。他人には聞きづらいですが、とても知りたい部分ですからね」

また、イメディオ内のコミュニケーションから仕事も生まれている。
「元入居企業だった企業さんとお仕事させていただいています。時には、些細なコミュニケーションが仕事につながることも」

人を感じて仕事をし、縁を広げる

4人で映像制作会社を立ち上げ、現在は6人のスタッフとともに進む神谷氏。最初はテレビ番組の制作のみだったが、現在はブライダルや企業紹介ビデオなどにも仕事の幅が広がっている。映像の仕事では『誰のために?』を最も大切にする。
「スタッフにはよく『誰のために映像を作るのかを考えて作ろう』と言ってます。直接のクライアントも大切ですが、最終的に映像を観る人の方を向いて仕事をしよう、と。ブライダルの仕事などでは特に忘れてはならないことなんです」

起業後、さまざまな困難を乗り越えてきた原動力の中心には必ず『人』があった。
「新しい仕事は、現場の仕事や成果を見てくださった方からのお声掛けがほとんど。皆さんの『良かった!』というひと言を励みや支えにしてきました。今は人のつながりの中で仕事をするのが最高に面白い」

人の縁を大切にしていると語る神谷氏に、人の縁を広げる秘訣についておうかがいした。
「例えば、『こういう人がいるけど会ってみる?』『こんな人を紹介して欲しいんだけど』などの依頼があれば、できるだけ早めに会ったり、紹介したりします。一つひとつの物事に真摯に向き合う姿勢が、人の縁を広げる重要な要素だと思いますよ」

最後に今後の展開についてお話を聞いた。
「映像制作を企画段階からワンストップで任せてもらえる総合プロダクションを目指したい。私自身はずっと現場にいるのが目標であり夢。周囲の皆さんに社長だと気づかれないぐらい、率先して現場で動きたい。若手スタッフに気を遣われない現場社長というのも面白いかも(笑)」

掲載日 2013年12月10日
取材・文 株式会社ショートカプチーノ 中 直照